| 種 名 | 個体数 | 備 考 |
| チャマダラセセリ | −− | 西日本では愛媛県が唯一の生息地であるが、2003年以降記録なし。 |
| ミヤマセセリ | ++ | 春の雑木林に出現。 |
| ダイミョウセセリ | ++ | 各地に普通、ヤマノイモ類が食草。 |
| アオバセセリ | + | 平野部ではヤマビワ、山地帯ではアワブキが食樹。 |
| キバネセセリ | − | 山地帯に生息し、個体数少。食樹はハリギリ。 |
| ギンイチモンジセセリ | −− | 四国中央市塩塚高原が唯一の生息地であるが、1998年以降記録なし。 |
| ホソバセセリ | + | 里山的環境に生息。 |
| スジグロチャバネセセリ | − | 愛南町の一部に産する。別亜種。 |
| ヘリグロチャバネセセリ | + | 伊方町〜上島町にかけて局地的に生息地がみられる。 |
| ヒメキマダラセセリ | ++ | 山地帯に生息。 |
| キマダラセセリ | ++ | 平地〜低山地に生息。 |
| コチャバネセセリ | ++ | 丘陵地〜山地帯に普通。 |
| オオチャバネセセリ | + | 近年、高縄半島を中心に個体数が復活。 |
| チャバネセセリ | ++ | 平野部〜低山地に普通。 |
| ミヤマチャバネセセリ | − | 最近激減している。丘陵地〜山地帯の渓流沿いで見かけることが多い。 |
| イチモンジセセリ | +++ | 稲の害虫、夏〜秋に個体数多。 |
| クロセセリ | + | 2000年に初発見以降分布拡大。食草はハナミョウガ、ミョウガ等。 |
| ウスバシロチョウ | ++ | 近年、分布地域を拡大。食草はムラサキケマン等のケシ科植物。 |
| ジャコウアゲハ | + | 平野部を中心に局地的に生息するが、生息地での個体数は多い。 |
| ミカドアゲハ | + | 南予の海岸部を中心に生息。北限は伊予市双海町。 |
| アオスジアゲハ | +++ | 各地に普通。食樹はクスノキ科。 |
| キアゲハ | ++ | 各地に普通。♂成虫は山頂に集まる性質がある。 |
| アゲハ | +++ | 平野部〜低山地に普通。カンキツ類が食樹。 |
| オナガアゲハ | + | 山地帯を中心に生息。主な食樹はコクサギ。 |
| クロアゲハ | ++ | 各地に普通。食樹はカンキツ類。 |
| ナガサキアゲハ | ++ | 平野部〜丘陵地に普通。食樹は栽培カンキツ類が中心。 |
| モンキアゲハ | ++ | 各地に普通。食樹はカラスザンショウ等のカンキツ類。 |
| カラスアゲハ | ++ | 各地に普通。食樹は各種カンキツ類。 |
| ミヤマカラスアゲハ | + | 山地帯を中心に生息。食樹はキハダ、カラスザンショウ等のカンキツ類。 |
| キタキチョウ | +++ | 最普通種。食樹はマメ科植物が中心。 |
| ツマグロキチョウ | − | 最近激減している。食草はカワラケツメイ。 |
| スジボソヤマキチョウ | − | 山地帯に生息し、個体数少。食樹はコバノクロウメモドキ等。 |
| モンキチョウ | ++ | 各地に普通。食草はシロツメクサ等のマメ科植物。 |
| ウスキシロチョウ | 迷蝶 | 過去に1頭の記録があるのみ。 |
| ツマキチョウ | ++ | 春に1回だけ出現する。食草はタネツケバナ等のアブラナ科植物。 |
| モンシロチョウ | +++ | アブラナ科野菜の害虫。春と秋に個体数が多い。 |
| スジグロシロチョウ | +++ | 各地に普通。モンシロチョウと比べ薄暗い環境を好む。 |
| ヤマトスジグロシロチョウ | + | 分布は局地的。スジグロシロチョウより明るい環境を好む。 |
| ルーミスシジミ | 絶滅 | 過去、成川渓谷に生息していたが絶滅。 |
| ムラサキシジミ | ++ | 各地に普通。食樹はアラカシ等のブナ科植物。 |
| ムラサキツバメ | + | 平野部〜丘陵地に生息。食樹はシリブカガシ等のブナ科植物。 |
| ウラゴマダラシジミ | + | 山地の渓流沿いを中心に生息。食樹はイボタの仲間。 |
| ウラキンシジミ | − | 山地帯を中心に生息するが、分布は局地的。食樹はトネリコ類。 |
| アカシジミ | + | 雑木林に生息し、夕刻に樹上を飛翔する。 |
| ウラナミアカシジミ | + | 比較的樹齢の若いクヌギ林を好む。 |
| オナガシジミ | − | オニグルミ林に生息するも個体数少。 |
| ミズイロオナガシジミ | + | 平野部の雑木林でも生息している。 |
| ウラミスジシジミ | − | 生息確認地は四国中央市と松山市の2カ所のみ。 |
| ウラクロシジミ | − | 山地帯に分布し、個体数少。食樹はマンサク。 |
| ミドリシジミ | + | ヤマハンノキを食樹とし、山地帯に生息。 |
| メスアカミドリシジミ | − | 山地帯に生息。食樹はサクラ類。 |
| アイノミドリシジミ | − | 山地帯に生息。食樹はミズナラ等のブナ科植物。 |
| ヒサマツミドリシジミ | − | 山地帯に生息。食樹はウラジロガシ等のブナ科植物。 |
| キリシマミドリシジミ | − | 山地帯に生息。食樹はアカガシ等のブナ科植物。 |
| フジミドリシジミ | − | 山地帯に生息。食樹はブナ等のブナ科植物。 |
| オオミドリシジミ | + | 丘陵地〜山地帯に生息。ミドリシジミと名がつく種類では最も分布が広い。 |
| エゾミドリシジミ | − | 山地帯に生息。食樹はミズナラ等のブナ科植物。 |
| トラフシジミ | ++ | 平野部〜山地帯にかけ幅広く分布。年2回発生。 |
| カラスシジミ | − | 分布は四国中央市のみ。食樹はハルニレ。 |
| ミヤマカラスシジミ | − | 山地帯に生息。食樹はコバノクロウメモドキ。 |
| ベニモンカラスシジミ | 絶滅 | 皿ケ嶺で1957年に新種として発見されたが、1969年以降記録がなく、絶滅。 |
| コツバメ | ++ | 春に1回だけ出現する。食樹はツツジ科植物等の蕾や花。 |
| ベニシジミ | +++ | 最普通種。食樹はスイバ、ギシギシ等のタデ科植物。 |
| ゴイシシジミ | ++ | 幼虫は、タケ、ササに寄生するアブラムシ類を捕食する肉食性。 |
| クロシジミ | 絶滅 | 三坂峠が発生地として知られていたが、1961年の記録を最後に絶滅。 |
| ウラナミシジミ | ++ | 夏〜秋にかけて個体数が増加する。 |
| ヤマトシジミ | +++ | 平野部〜丘陵地では最普通種。食草はカタバミ。 |
| シルビアシジミ | 絶滅 | 1960年代までは平野部を中心に生息していたが、絶滅。 |
| ルリシジミ | +++ | 各地に普通。幼虫は幅広い樹種の花、蕾を食べる。 |
| スギタニルリシジミ | + | 山地の渓流沿いに生息する。食樹はトチノキ。 |
| ヤクシマルリシジミ | ++ | 近年生息地がどんどん北上している。 |
| サツマシジミ | + | 山地の渓流沿いで個体数が多い。幼虫は各種樹木の蕾、花を食べる。 |
| ツバメシジミ | ++ | 平野部の草地で個体数が多い。食草はマメ科植物。 |
| タイワンツバメシジミ | −− | 宇和島市にて3頭の採集記録があるのみ。 |
| クロツバメシジミ | + | 海岸沿いや山地の露岩地を中心に生息。食草はツメレンゲ等。 |
| クロマダラソテツシジミ | 迷蝶 | 2008年以降発生している。食樹はソテツ。 |
| ウラギンシジミ | +++ | 雌雄で翅の色が異なる。食草はクズ等のマメ科植物。 |
| テングチョウ | +++ | 各地に普通。食樹はエノキ。 |
| アサギマダラ | ++ | 渡りをする蝶として知られる。夏には山地帯に集まる性質がある。 |
| カバマダラ | 迷蝶 | 比較的発生例の多い迷蝶。食草はトウワタ等のガガイモ科植物。 |
| ウラギンスジヒョウモン | − | 最近個体数が減少。本種を含むヒョウモンチョウ類の食草はスミレ類。 |
| オオウラギンスジヒョウモン | + | 山地帯に生息。 |
| ミドリヒョウモン | ++ | 山地の樹林帯に生息し、ヒョウモンチョウ類では比較的個体数が多い。 |
| クモガタヒョウモン | + | 丘陵地〜低山地を中心に生息。 |
| メスグロヒョウモン | + | 丘陵地〜低山地を中心に生息。雌雄で斑紋がまったく異なる。 |
| ウラギンヒョウモン | + | 山地帯の草原を中心に生息し、アザミ等で吸蜜する。 |
| オオウラギンヒョウモン | 絶滅 | 平野部に分布していたが、1960年代の記録を最後に絶滅。 |
| ツマグロヒョウモン | +++ | ヒョウモンチョウ類では最も個体数が多い。 |
| イチモンジチョウ | ++ | 山地の渓流沿いでよく見かける。食草はスイカズラ等。 |
| コミスジ | +++ | 各地に普通。食草は主としてマメ科植物。 |
| ミスジチョウ | + | 山地の渓流沿いを中心に生息。食樹はカエデ科植物。 |
| ホシミスジ | + | 分布は局地的。公園等に栽植されたユキヤナギ等でも発生している。 |
| サカハチチョウ | ++ | 丘陵地〜山地帯の渓流沿いに生息。春型と夏型で斑紋がまったく違う。 |
| キタテハ | +++ | 平野部の荒れ地で発生が多い。食草はカナムグラ。 |
| シータテハ | −− | 最近激減している。食樹はハルニレ、アキニレ等。 |
| ルリタテハ | ++ | 各地に普通。食草はサルトリイバラ等のユリ科植物。 |
| ヒオドシチョウ | ++ | 年1回6月頃羽化し成虫で越冬する。食樹はエノキ、ヤナギ類等。 |
| ヒメアカタテハ | +++ | 平野部に普通。食草はヨモギ、ハハコグサ等のキク科植物。 |
| アカタテハ | ++ | 年3〜4回発生し、成虫で越冬。食草はカラムシが中心。 |
| アオタテハモドキ | 迷蝶 | 稀に採集される迷蝶。 |
| タテハモドキ | 迷蝶 | 2006年に南予で発生が確認された。 |
| メスアカムラサキ | 迷蝶 | 比較的採集例の多い迷蝶。♂は山頂に集まる性質がある。 |
| リュウキュウムラサキ | 迷蝶 | 稀に採集される迷蝶。 |
| ヤエヤマムラサキ | 迷蝶 | 過去に1頭の記録があるのみ。 |
| イシガケチョウ | ++ | 特に低山地の渓流沿いに多い。食樹はイヌビワ、イチジク等。 |
| スミナガシ | + | 里山的環境に生息。食樹はアオバセセリと同じ。 |
| コムラサキ | + | ヤナギの生える水辺、雑木林に生息。 |
| ゴマダラチョウ | ++ | 平野部でもエノキがあれば生息。 |
| オオムラサキ | + | 里山的環境に生息。近年個体数減少。日本の国蝶。 |
| ヒメウラナミジャノメ | +++ | 山地の林縁部等で最も普通に見かける蝶。 |
| ウラナミジャノメ | − | 最近激減している。平野部〜丘陵地の疎林的環境に生息。 |
| ジャノメチョウ | ++ | 草地〜疎林的環境に生息。 |
| ツマジロウラジャノメ | + | 山地の露岩地に生息。 |
| ヒメキマダラヒカゲ | + | 山地帯に生息。 |
| クロヒカゲ | +++ | 近年、分布を平野部まで拡大。 |
| クロヒカゲモドキ | + | 里山的環境に生息。最近激減している。 |
| ヒカゲチョウ | ++ | 平地〜低山地に生息。 |
| キマダラモドキ | + | 里山的環境に生息。高縄半島では比較的個体数が多い。 |
| ヤマキマダラヒカゲ | ++ | 山地帯に生息。 |
| サトキマダラヒカゲ | ++ | 平地〜山地帯にかけ幅広く生息。 |
| ヒメジャノメ | +++ | 平地〜低山地に生息。 |
| コジャノメ | ++ | ヒメジャノメより薄暗い環境に生息。 |
| ウスイロコノマチョウ | 迷蝶 | 比較的個体数が多い迷蝶。 |
| クロコノマチョウ | ++ | 薄暗い林内に生息。 |
| 注)個体数 +++:最も普通、++:普通、+:やや少ない、−:少ない、−−:極めて少ない |
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